今回から何回かに分けて、コンサルへの就活を希望している学生向けにケース問題とフェルミ推定について私がしていた対策を書きたいと思います。あくまでも就活におけるケース問題とフェルミ推定を突破することのみに主眼を置いたものであり、実際のコンサルタントに比べると全く論理的でもなんでもないのですが、
実は今のコンサル業界は
- 昨今のコモディティ化しつつあり、個々のコンサルタントの質は下がっている
- デジタル化の需要が止まらず、万年人手不足
みたいな状況にあるので、コンサルを受けるならこれくらいでも実際には十分戦えたんだよ、って話をしたいと思います。なので中身は本物のコンサル(特にトップティアの戦略コンサル)から見るとお遊び程度でしかないのですが、就活をする後輩の皆さんが「こんなんでもコンサル就活できるんだなあ」といくらか希望を持ってくれたら嬉しいです。
このあたりについては過去の記事をご覧ください!
今回はまずケース問題とフェルミ推定ってそもそもなに?って思ってる人に向けて、「ケース問題とフェルミ推定とは」「ケース問題とフェルミ推定を勉強するのに最適だと私が思った参考書」について簡単にまとめていきたいと思います。
なお、コンサルティングファームの選考を受ける大学生はぜひこの本をAmazonでポチっておきましょう。
この「東大生が書いた」シリーズは、コンサルタントを目指す就活生なら必携の書と呼ばれる対策本で、就活をするに当たってのケース・フェルミのメタ的な対策をすることができます。特にこの本に書いてある重要度の高いフレームワーク(解法順序みたいなものです)は丸暗記しておけばそのまま面接で出るので、何冊も本を買い込むよりはこの本を一冊仕上げておけば就活の段階では十分だと思います。今後の記事もこの本を参考にしながらお読みいただければと思います。
ちなみに私はアマゾンで買って到着した当日にパラパラ1周、その後は面接前にゆるゆる問題を解く、みたいなペースで対策に使っていました。
ケース問題とフェルミ推定って何?
まず「ケース問題ってなに?」「フェルミ推定、聞いたことない」みたいな方に向けて、簡単にケースとフェルミの概要をかいつまんでお話しすると、
フェルミ推定
現実的には計算しにくい数値を論理だけで概算すること
例えば有名な問題として「日本に電柱は何本あるか?」「長野県にそば屋は何件あるか?」と言った問題があります。
ケース問題
フェルミ推定の応用版で、任意の日常の事象に対して分析を加え、どのように行動するべきか対策を考える(しばしば「打ち手」と呼ばれます)問題
例えば「マックの売り上げを一年で2倍にするにはどうすれば良いか?」「東京ドームのビールの売り子さんの一人当たりの売り上げをあげるにはどうしたらいいか?」と言った問題があげられます。
対策の配分
「ケース問題とフェルミ推定、自分が受けるコンサルはどちらが出るのだろう?」と思う学生は多いと思いますが、結論から言えば、どちらが出題されるかはその時々と受けるコンサルによるので一概には言えません。
が、私はケース問題を中心に勉強していました。これはケース問題がフェルミ推定を前提として出題されているため、ケース問題の対策をすることは、そのままフェルミ推定の対策にもなるからです。
別の記事でも述べますが、ケース問題の思考の順序は
- 前提確認
- 現状を分析し、要素分解する
- ボトルネック=最も決定的な要因を特定する
- 打ち手を複数立案する
- 各打ち手の評価をして、それぞれに対して優先順位をつける
という順番になっていますが、この1~2までのプロセスはフェルミ推定そのものなのです。
というわけで例えば「マックの売り上げをあげるには?」というケース問題の対策をしておけば、「マックの1年の売り上げを概算せよ」「東京駅にある全てのマクドナルドでは、1日にどれくらい売り上げがあるか推定せよ」なんて問題にも対応できてしまうので、基本的にはケース問題の対策だけを私はしていました。
今回はフェルミ推定・ケース問題の概要と、その対策本2冊についてまとめました。
以降の記事でフェルミ・ケース問題について、それぞれ「東大生が書いた〜」の本に沿って対策をまとめています。「東大生が書いた〜」の本をわきに置いてお読みいただければと思います。
それでは!
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